朝起きて立つと踵が痛いんです。
大阪市都島区 活き活きした笑顔になれる
炭酸整体 さかとう整骨院の阪藤です。
先日来られた患者様
S 様 60代男性 : 新聞配達員
主訴 : 右足かかとの痛み
2週間前くらいから 朝起きてベッドから立った時、踵が痛いんです
少し動くとマシにはなるが、何かの拍子にまた激痛が走り、右足を引きずって歩いています。
まるで釘を踏んだような痛さで辛いんです。
もっと詳しく聞きますと・・・
新聞配達の途中自転車から降りて足を着いた際もズキっと激痛が走り、少しの間歩けない程との事。
痛みの箇所を診せていただき踵の痛みの出る箇所を押すと強い痛みが出現
足底を触ってみると、足の内側アーチが減少し、足底筋膜がカチカチに張っている状態でした。
左右の荷重バランスも診させていただきました。
S様は以前に左足首を強くねん挫された事があるそうで
荷重が右足に偏ってしまった状態で業務を続けた結果右足の足底腱膜が緊張し内側アーチの減少で足底の踵部分が炎症を起こし
今回の痛みとなってしまったと推測されます。
新聞配達のお仕事は始めてまだ3ヶ月程で
一日中立っている事が多く自転車の乗り降り、マンションの階段など足にかかる負担は相当なものです。
下半身の柔軟性も診てみると腰部、お尻回り、股関節の筋肉の緊張ハムストリング(太ももの裏)ふくらはぎも硬く足首から下も可動域が非常に少ない状態でした。
炭酸整体とストレッチを用いて股関節、膝関節、足関節の可動域を拡げ腰部、太もも、ふくらはぎ、お尻の筋肉の柔軟性をあげ初診時には炎症の痛みを緩和させるため痛みの部分にテーピングとクッションを施療しました
そして先週、3回目の通院で
ほぼ痛みがとれた
と笑顔で嬉しいお言葉をいただきました!
痛みはいったんとれましたがご本人も分かっているようで
まだ体が硬く再発する事も考えられるので
定期的に治療は通います。
とおっしゃっていました。
さて、今回出てきた足底筋膜(足底腱膜)とは
足底筋膜(そくていきんまく)とは
足の裏のかかとの骨から、足の指の付け根までを覆っている
扇方でアーチになった筋肉の膜で
足の裏に負荷がかかるとき、その筋膜がバネのようにクッションの役割を果たすモノです。
また全体重を支えている足裏には多くの筋肉がついています。
そしてその筋肉を包むように足底筋膜があるのですが、この筋肉の膜が固くなったり、
炎症を起こしているために痛みを感じるのです。
ランニングやスポーツによって繰り返し強い衝撃を足の裏かかってしまうと筋肉が固くなってしまい足底筋膜炎の原因になります。
スポーツもそうですが、立ち仕事など日常的に足の裏に疲労をためる生活をし続けていると痛みがおきやすくなります。
人間の足裏はアーチ状になっているものですが
柔らかい靴やスリッパなど本来の足の機能をあまり使わない生活をしていると、アーチの機能が衰えて足裏を傷めやすい状態にしてしまうのです。
踵が痛い-足底筋膜炎の症状
・ 朝起きた時など最初の1歩目が痛い
・ 足の着地や足を蹴り出した時に痛みを感じる
・ 歩く時に、足底の内側に沿ってチクチクした痛みを感じる。
・ かかとの下のあたりを押すとズキっと痛い
*上記の症状に当てはまるようなら足底筋膜炎の可能性が高いです。
踵が痛い-足底筋膜炎の原因
①足(足底)に疲労が溜まっている
②足のアーチ機能の衰え
③足の裏に強い衝撃を受けた
踵が痛い-足底筋膜炎のセルフケア
足裏の筋膜が緊張して踵の一部分に力が集中してしまう事が足底筋膜炎になってしまう原因ですから
上に書いてある事と逆をする事が簡単に言えばセルフケアの方法です。
①足に疲労を溜めない
足といっても足裏はもちろん、ふくらはぎ、すねの筋肉、太ももの方までストレッチなどを行い筋肉の血行状態をよくする。
その事で踵などの一点に荷重をかけず分散させる事で予防する事ができます。
当院ではふくらはぎのストレッチにこんな器具を使ったりします。
②アーチ機能を回復させる
タオルギャザー(タオルつかみ)
足の下にタオルを置いて踵を浮かさずに足の前の方を使ってタオルを手繰り寄せる運動
慣れないと最初は足裏がつりそうになります
しっかり足裏全体でタオルを手繰り寄せます。
あとアーチ形成を兼ねて足裏はこれで、つぼを刺激するのもいいですね(^^)
100円ショップでもありますね
私の場合は外出して帰ってきたり今の様にパソコンする時などはこんな感じで
足裏マッサージ器使ったりします(^^ゞ
あのイチロー選手なんかも遠征先のホテルの部屋まで必ず足裏マッサージ機持って行って
いるとドキュメンタリー番組で見た事あります。
③足裏(踵)に衝撃がかからない様にする
これは硬すぎない靴選びや高いヒール、バランスの悪い靴を避ける。
ナ〇キエアーなどクッション性のいい靴を選ぶ。あと痛みの強い間は少しジョギングなどの
足に衝撃のかかるスポーツなどは少しセーブする。
などです。
どうでしょう?
足裏には多くのツボも存在し
「足裏から健康を」と言う言葉もあります。
皆さんも健康は足元からです
踵の痛みでお悩みの方は一度お試しを(^^♪