本当は怖いむくみ
こんにちは
大阪市都島区 活き活きした笑顔になれる
炭酸整体 さかとう整骨院の阪藤です。
毎日暑い日が続きますね
これだけ暑いと
皆さん熱中症対策で
しっかり水分補給はしているかと思います。
でも水分を多くとると
私むくんでしまうから嫌なの
と言う女性の方多いのではないでしょうか?
朝起きたら顔がむくんでる
お昼くらになるとマシにはなるんだけど…
多くの女性が悩まれている
むくみですが・・・
たかがむくみと侮っていると
本当は怖い病気のサインかも知れません。
むくみとは
簡単に言えば体の中の
水分調節がうまくいかず
皮膚の表面に水分が滞っている状態です
ご存じのとおり人間の体の約60%は水分です
問題はその水分が均等に
分布せずに偏ってしまう事です
ほとんどのむくみは
一時的なもので解消されます
朝の顔のむくみは
だんだん治ってくるけど
夕方には足がむくんで靴がパンパンになる
そんな話も良くききますよね
水分は重力によって下に
行きますから立っている時は
重力により水分が足先や指先に偏る
だから夕方は足がむくみやすいんです。
逆に寝ている時は水分が
上半身や顔の方に移動します
なので朝は顔がむくみやすいんです。
当院でむくみについての
相談を受けるのは圧倒的に女性が多いです
実は体質的に
むくみは男性より女性の方が多いんです。
女性の方がむくみが多い理由
①筋肉量の違い
女性は男性よりも筋肉量が少なくて
男性に比べて約8割しかありません
先ほども言った様に
水分は下半身に溜まりやすく
足に溜まった水分を
戻すにはふくらはぎや全身の筋肉
特にふくらはぎが重要です。
このふくらはぎは第二の心臓と言われ
ポンプとなって血液や水分を心臓に戻します
筋肉が少ないと水分の循環が
スムーズに行われないのでむくみやすいんです。
②女性ホルモンの影響
女性ホルモンはナトリウムを
ため込む性質があり、ナトリウムは
水分を体に溜め込む働きがあります。
妊娠中や生理中は女性ホルモンが
ものすごく出やすいので特にむくみやすいのです。
むくみの原因
①水分・塩分のとり過ぎ
水分のとり過ぎが原因と思いがちですが、
実のところ塩分のとり過ぎの方が問題です。
塩分濃度が高くなると濃度を
下げるために水分を体に溜めやすくなるからです。
②たんぱく質の不足
アルブミンというのは体の余分な
水分を回収してくれる働きがあります。
血管の外側の水分を回収して
体液を調整してくれます。
だからもしこのアルブミンが
少なくなると余分な水分が溜まる
無理なダイエットとかで肉を食べないとか女性には多いですよね。
そういう事からも
動物性たんぱく質(お肉) をとることが大切です
女性は筋肉は少ないし
女性ホルモンあるし
ダイエットはしたい
むくむ要素は揃っていますよね。
なので女性はむくみやすいんです。
本当は怖いむくみ~隠された病気~
むくみの裏には怖い病気が隠れている場合があります。
足には強いポンプ力が必要なので
血液を心臓に戻す静脈には逆流を防ぐ弁があります
長時間の立ち仕事、妊娠、肥満などで
弁が破損し血液が逆流し血液が固まり
瘤ができると下肢静脈瘤になる場合があります。
下肢静脈瘤は妊娠経験のある
女性の2人に1人はあると言われています。
推定1000万人以上が
罹患していると言われており
直接命に関わる事は無いですが
足に瘤ができたり色素沈着して足がだるくなったりします。
女性や立ち仕事の男性(調理関係、接客の男性)に多くみられます。
足が突然腫れる怖い病気
ふくらはぎの深い所を通っている
静脈にできた血栓が肺に飛び肺の動脈を閉塞させてしまいます
最悪の場合呼吸困難に陥って
死亡する事もある怖い病気です。
むくみに隠された病気
〇心臓の病気
心臓病では心不全があると
むくみが起こりやすくなります。
心不全では心臓から全身へ
血液を送り出すポンプの力が弱まるため
余分な水分(血液)は肺にたまります。
肺にたまった余分な水分は
静脈のうっ血を起こすため、足がむくむ。
*心臓病が原因のむくみ(浮腫)は足に起こりやすい
〇肝臓の病気
肝臓病ではタンパク質合成が低下し
低タンパク血症(アルブミンの減少)が
起こりやすくなり水分を排出する力が弱まりむくみます。
〇腎臓の病気
腎臓病ではタンパク質(アルブミン)が
尿中に過剰に排出された結果、水分の排出する力が落ちてむくむ。
*腎臓病や肝臓病では全身(顔、手足、腹部)に起こりやすい
〇甲状腺機能低下症
でもこういった病気は
心臓、肝臓、腎臓、甲状腺の病気と
むくみ以外にも様々な症状がともない
血液検査だけでもある程度わかります。
むくみを解消するには
当院ではむくみの強い患者様に下記の様に指導しています。
①塩分をとり過ぎない
塩分が多いとその濃度を中和させようと
水分を溜めてしまうのでとり過ぎに注意する。
②動物性たんぱく質をとる
極端なダイエット等は避け
バランスの良い食事を心がける
③ふくらはぎの運動をする
以前にも紹介しましたがふくらはぎの運動をする。
階段の昇り降りでもOKです。または全身運動でも可です。
長時間座っているのはあまりよくないですね。
以上、むくみについて書いてみましたが
他にも細かい症状などもあります。
もし症状が長引いて、なかなかむくみが
解消されない時は早めの医療機関等の受診をお勧めします。
その他お体のお悩みの方は一度当院にもご相談下さい(^^♪